ヤンデレ~怪異~

 私は放課後、早速言われて来た4組の
 教室へと向かった


 私は勢いよく教室の扉を開ける


 「やっと来てくれたんだね?」


 なんとそこには碧翔だけでなく、
 友達であろう人達が何人かいたのだ


 (やばい…確実に。)


 私は逃げようともしたが、ここで逃げても

 付きまとわれるだけだ


 ちゃんとハッキリ断ろうと強気になる


 「俺さ、瑠香の告白の返事聞けなかった
  し、その後もデートとか誘ったのに
  断わり続けられて正直ショックなんだ。」


 「夏目ちゃ~ん。碧翔と1回くらい
  デートしてくれてもいいじゃ~ん?」


 「流石に碧翔が可哀想だと思わない?」


 周りの人が茶化してくる


 その声を無視し、碧翔は私に歩み寄ってくる


 「なぁ、他に好きな奴いねーんだろ?
  俺と付き合ってくれねーか?」


 私を壁ぎわまで追い込む


 (いやいや、もう唯の強迫じゃん!)


 私は心の中でツッコミを入れた


 「そう…今日はその返事をしようと
  思ってきたの…。」


 息を整え、大きい声で言う


 「私には…好きな人がいるの!
  だからこの返事はお断りします。
  ごめんなさい。」