「ねーねー。
  おじいちゃん、此処にはどんな神様が
  いるの?」


 「そうだねー。とっても怖ーい神様が
  住んでおるんよ。」


 「えーっ!じゃあ早く逃げないと!」


 「いんや、大丈夫だ。こうして手を
  合わせておれば、此処の神様は守って
  くれるんだよ。」


 「そうなの…?じゃあ良い神様なんだね!」


 「そうじゃ。瑠香、たまにでいい。
  祠に顔を覗かせてはくれないか?」


 「うん、いいよ!」


 「ありがとう。瑠香は優しい子じゃのう。」


 「神様、毎日来るね!」