カタカタと震える身体を抑えてゆっくり起き上がり歩き出す。

「え!?成海ちゃん安静にしないと、どうした、誰からの電話だ。」

私の顔色を見て聞いてきた

「え、え??な、なんでもないの」

と作り笑いをする

急いで帰らないとと思い戸を開けて部屋を出ようとすると

パシッと掴まれた

「理由言わなきゃ返さないよ。」

二重の大きな目に捕まる。

「てかその痣何。」

やばい手首のアザが。

「こ、転んだのよ!石につまずいて」

バカみたいな嘘をついてしまった。

「はぁ、座って」

彼は手際よく治療をしてくれた