「ねぇ、ロナウド。 また花壇に花をたくさん咲かせたいわ」

「そうだね、リリィはアマリリスが大好きだから」

「それはロージーよ。 私は薔薇が好きなの」

「あぁ、そうだったね。 さっそく庭師に花壇の手入れをしてもらおう」

「お手伝いをしてもいいかしら? 自分で花を育ててみたいの」

「構わないが、手を怪我したり汚したりしたら大変だよ」

「平気よ、身体をもっと動かしたいから」

「わかったよ。 君は昔からどこかお転婆なところがあるな」

「そんな私にいつも貴方はつき合ってくれたわ」

 昔話に花を咲かせながら、笑い合う空気が懐かしい。
 最近はあまりこうして一緒の時間が取れないから、尚更だ。