「あー疲れた…1週間、お疲れ様!」

自分自身に労いの言葉をかけると、カーペットに寝転ぶ。

部屋も散らかり放題だし、そろそろ家事代行サービス頼まないと。

私は一人暮らしが長いにも関わらず、昔から家事が苦手だ。

家事をするぐらいなら、少しでも寝ていたい。

「ホントに女子力ゼロだね」

友達にはからかわれるけれど、誰かに部屋を見せるわけでなし、ルックスがよけりゃ、それでいいじゃない。

…とはいえ、いつ、この仕事をクビになるか危ういところだけれど。

大企業の受付嬢といえば聞こえはいいが、契約社員だし、年齢も39だ。

美人だろうが、若く見えようが、いずれ限界は来る。

わかっているわ!それぐらい。