昨日、あなたに恋をした

 日子は東城の後ろで更に身を縮め、

「先輩っ、(かくま)ってくださいっ」

 お掃除の人がやってきますっ、と迫り来る誠孝の迫力に押されるように叫んだが。

「そこは匿わなくてもいいのでは……」
と冷静なことを言われてしまう。

「先輩?
 お前たちは、ここに来る前から知り合いだったのか?」

 今の叫びが聞こえたらしい誠孝が足を止め、訊いてきた。

「そうなんですよ、先輩」
と東城が誠孝に言う。

 隠れていた東城の肩の辺りから顔を出し、日子は二人に訊いた。

「えっ? 先輩?
 沙知見さんと東城先輩は元からお知り合いだったんですか?」

 全員が顔を見合わせ、お互いに向かい、言った。

「今か……」