次の日は学校が休みだったので、夕里子と由希の様子を見ることができなくて残念だった。


学校があれば2人は昨日の出来事に尾ひれを付けていい振る舞うところだろう。


自分たちがビビっていたことだけは伏せて、男の悪口を言う姿は簡単に想像できた。


今日も暇な休日を過ごすことになるんだろうと思っていた朝、突然多美子からのメッセージが届いた。


《多美子:おはよう!》


《多美子:今日って、なにか予定ある?》


そのメッセージを見たときまだベッドの中でゴロゴロしていた私は、あくびをしながら《なにもないよ》と、返事をした。


私が休日に暇をしているのはいつものことだ。


時々家族と出かける以外はだいたい家にいて、本を読んだりゲームをしたりしている。


《多美子:じゃあ、遊びに行かない?》


まだベッドの中にいた私は多美子からの誘いに飛び起きていた。


遊びに行く?


私と多美子が休日に?


それって本当の友達同士みたいだ!