追体験アプリ

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そのまま放課後になっていたが、夕里子と由希になにかが降り掛かった様子はなかった。


暴力的なことがあればあの2人が黙っているはずがないし、学校内だって騒がしくなっているはずだ。


カバンに教科書を詰めながら3人の様子を横目で確認していると、今日は珍しく私に声をかけてくることなく教室を出ていってしまった。


私は慌ててその後を追いかける。


放課後も3人に呼び出される覚悟をしていたが、昼間呼び出したためかそれがなかったので今後の展開を確認することができない。


私は前方に3人の姿が見えたので歩調を緩めたのだった。