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翌日、学校へ行くと由希が休んでいた。
私はそれを確認してほくそ笑む。
昨日家に戻ってから男性とホテルへ行ったことをアプリに記入した。
相手は由希だ。
私は最初から逃げ出すことを考えて行動していたけれど、由希は違う。
同じように男性にホテルに向かったとすれば、そのままやられてしまったかもしれないのだ。
そう考えると胸が踊ろるようだった。
「有紗、昨日はありがとう。植本くんに連絡してくれたんだね?」
「うん。私より男子に行ってもらったほうがいいと思って。ごめんね直接行かなくて」
それでも多美子の様子を見る限り大丈夫そうだ。
「ううん。本当にありがとう助かったよ」
多美子の顔色は相変わらず悪い。
だけど再びアプリを使い始めたのだから多美子を助けることだってできる。
私だから、できることなんだ。
しばらくすると由紀子と真純が教室へ戻ってきた。
カバンがあるからどこかへ行ったのだろうと思っていたけれど、こっちの2人の顔色も悪かった。
「え、由希が?」
「それって悲惨じゃん」
噂好きなクラスメートが2人へ視線を向けてこそこそと会話を始める。
翌日、学校へ行くと由希が休んでいた。
私はそれを確認してほくそ笑む。
昨日家に戻ってから男性とホテルへ行ったことをアプリに記入した。
相手は由希だ。
私は最初から逃げ出すことを考えて行動していたけれど、由希は違う。
同じように男性にホテルに向かったとすれば、そのままやられてしまったかもしれないのだ。
そう考えると胸が踊ろるようだった。
「有紗、昨日はありがとう。植本くんに連絡してくれたんだね?」
「うん。私より男子に行ってもらったほうがいいと思って。ごめんね直接行かなくて」
それでも多美子の様子を見る限り大丈夫そうだ。
「ううん。本当にありがとう助かったよ」
多美子の顔色は相変わらず悪い。
だけど再びアプリを使い始めたのだから多美子を助けることだってできる。
私だから、できることなんだ。
しばらくすると由紀子と真純が教室へ戻ってきた。
カバンがあるからどこかへ行ったのだろうと思っていたけれど、こっちの2人の顔色も悪かった。
「え、由希が?」
「それって悲惨じゃん」
噂好きなクラスメートが2人へ視線を向けてこそこそと会話を始める。



