会社では平常心を保った。
笑ったし、会話も当たり前のようにした。
当たり前の人間になりかわった。
そんなこと当たり前のようにできる。

大人だからじゃない。
子供の頃から、そうやって生きてきたから。

しかし、実際は口数がかなり減っており、人と関わらないように過ごすようになっていた。

情緒もかなりおかしくて、仕事が終わった途端、職場を出た瞬間、帰り道で涙が止まらなくて泣いた。
電車に乗っている間も。
お風呂に入っている間も。

涙しか出なかった。
伝うように流れた涙が枕に沁みていく。
止まらない。
感情が。
悲しい。
寂しい。
わたしは必要な人間じゃない。
いらない子。
愛されない子。
誰も愛してくれない子。
何で生きてるのかわからない。
何で生まれてきたのかわからない。

すごく疲れたし、すごくしんどい。
もう生きていたくない。
息もしたくない。

こんなに悲しくて、こんなに寂しい人生なら、生まれてこなければ良かった。

孤独と戦いながら孤独に生きていくのは、地獄にいるのと一緒だよ。

重たい瞼が閉じた時、やっと安心して眠れるんだと今日も感じる。