「メル。ノアは、こうなったら止められないんだ……」 「そうなんですね、じゃあ……ありがたく貰おうと思います」 その後、ノア様は一人であーでもないこーでもないとブツブツ言いながら部屋を出て行った。 「じゃあ俺も行くから、じゃあ」 ギルバード様はそう言って出て行った。 「あっ、上着!」 追いかけて行きたいところだけど、着替えをしていないネグリジェの姿の私は追いかけることができず侍女に頼み持っていってもらった。