「恋人がいないのか」 「えっ、まぁ……」 「君はまだ若いんだ、きっといい人が見つかるさ」 「あ、ありがとうございます?」 副団長に励まされた!? 仕事でもそんなことされたことないのに……! 「もう時間だ。早く仕事に戻りなさい」 最終的にはそう言われてしまって俺は自席に戻った。チラッと彼を見れば、鼻歌を歌いそうな勢いで笑っていてなんだかほんわかした気持ちになった。 ――さぁ、仕事頑張ろうかな。