―――…バンッ
「…おい!エレノア見つかったって…!ジェームズから聞いたんだ…けど…」
勢いよく、客間の扉が開き、焦ったようなアルバートが室内に飛び込んできたのは、
ちょうど、私がノエルに好きだと思いを伝え、抱きしめていたタイミングだった。
アルバートは、抱き合う私とノエルを見て固まり、
「…アル!?ちょっと…ノエル、アルが見てるから離して」
私は焦ってノエルから身体を離し、距離をとる。
そして、焦る私とは対象的に、ノエルは小さく
「…空気読めよ」
アルに向かってそう呟いたのだった。
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