そして、

ベッドの毛布をめくり、横になろうとした時だった。

……っ!!

私は驚きのあまり、悲鳴をあげそうになる。

それをどうにか堪えると、目を見開いた。

だって、私のベッドにいたのは、

…ノエルがなんでこんなところに…!?

スヤスヤと、気持ちよさそうに寝息をたてるノエルだったから。

状況が飲み込めず、おどおどする私を尻目にノエルは、未だに起きる気配がない。

起こさないとよね。

と、考えつつも、

それにしても…本当にノエルって本当にそこらの貴族令嬢より綺麗な顔してるわね。

小さい頃なんか本当に女の子みたいだったもの。

なんて、改めて彼の顔の造りを見て関心してしまう。

今考えると、こんなにマジマジとノエルの顔を見たことはなかったかもしれない。