こんなことなら彼女の検索履歴が見れるように小細工しておくべきだったと後悔した。

解雇した後だが柊への怒りが蘇りかけたが、次の彼女の言葉で全て吹き飛んだ。


「ということで山吹、わたしとデートしてちょうだい」
「はい!?」


何のご褒美ですか、と聞かなかった私は偉いと思う。