如月君は数冊のノートを持って悩んでいる。


あぁ、ノートを買いに来たんだぁ。


じゃあ何で私も?


1人が怖いとか!


って、それは私だ...。



「よしっ、これにするか」



そう言ってレジまで持っていく如月君に、私は小走りで着いて行く。


どんなの買ったのかな?


チラッと覗くと、そこには薄いピンク色の可愛らしいノートがあった。


如月君っ...ピンクとか好きなんだっ...意外っ...!


すると私の考えを読んだ如月君がハッとした表情になって。



「あ、違うからな! 別にコレ俺のじゃっ...いや俺のでもあるけど...」


「?」



如月君は買ってきたノートを私に渡してきた。


えっ?と思って如月君を見ると、如月君は照れくさそうにこう言った。





「俺とお前の、秘密のノート」