その時、私は新婚だったのだが、トイレへ行くふりでこっそり道哉に電話して事情を話し、恐らく朝まで帰れそうもないと言った。
いくら相手が親しい女友達であれ、新婚当初からそんなことをして道哉にはとても申し訳ないとも思ったが、道哉は
「大丈夫。今夜は付き合ってあげなよ。大事な友達なんだろう?」
そう言って、100%私を信じてくれた。
こういうところも、本当に好きなのよね…。
ちなみに道哉にも、やはり男の付き合いというものはある。
それでも、他の人よりはかなり少ないほうのようだが、たまに付き合いでキャバクラなどに行くことや、女の人たちも一緒の飲み会だって当然あるが、私は何も言わなかった。
言うまでもなく、私も同じく道哉のことを100%信じているから。
しかし現実では、心から愛して信じた相手に裏切られることなど、いくらでもあるのだ…。
まさにそんな状態の友達の隣で、ノンアルコールカクテルを飲みながら、決して裏切らない道哉のことをもっと大切にしなきゃ…と思った。
すると彼女は
「長い時間をかけて築いた絆だってね、こんな一瞬で壊れるんだよ…」
きっと、ずっと泣いてばかりいたのだろう。
かなり腫れてしまった目でそう言うから、ますます私は気の利いた言葉が出てこなくて
「とにかく、今夜は思い切り飲もう!」
自分は飲めないけれど、それだけしか言えなかった。
ふと、そんなことを思い出していた。
いくら相手が親しい女友達であれ、新婚当初からそんなことをして道哉にはとても申し訳ないとも思ったが、道哉は
「大丈夫。今夜は付き合ってあげなよ。大事な友達なんだろう?」
そう言って、100%私を信じてくれた。
こういうところも、本当に好きなのよね…。
ちなみに道哉にも、やはり男の付き合いというものはある。
それでも、他の人よりはかなり少ないほうのようだが、たまに付き合いでキャバクラなどに行くことや、女の人たちも一緒の飲み会だって当然あるが、私は何も言わなかった。
言うまでもなく、私も同じく道哉のことを100%信じているから。
しかし現実では、心から愛して信じた相手に裏切られることなど、いくらでもあるのだ…。
まさにそんな状態の友達の隣で、ノンアルコールカクテルを飲みながら、決して裏切らない道哉のことをもっと大切にしなきゃ…と思った。
すると彼女は
「長い時間をかけて築いた絆だってね、こんな一瞬で壊れるんだよ…」
きっと、ずっと泣いてばかりいたのだろう。
かなり腫れてしまった目でそう言うから、ますます私は気の利いた言葉が出てこなくて
「とにかく、今夜は思い切り飲もう!」
自分は飲めないけれど、それだけしか言えなかった。
ふと、そんなことを思い出していた。