【夜の陽炎】

あたし文は新聞記者だ。

幻想郷を駆け巡る。

霊夢が箒で博霊神社の境内を掃きながら聞き返した。

「事件?」

「石山あたりの湿地に化け物が出たとか。河童の仕業かね」とあたし。

「湿っちね」霊夢は箒で神社の境内を掃く手を停めるといいました。

「なら見物に行かない?」

「相手は化け物だよ」
「あたしは巫女よ」
「成る程」「決まりね」