雲井くんと向日葵はそんなに距離を開けずに歩いていたと思うから、二人して何かに巻き込まれたということは考えがたい。 どこかのお店にふらりと寄ったか、ただ私と青が見落としていただけか。 どの可能性も捨てきれないので、確認するのが1番早いだろう。 「ちょっと向日葵に電話するから手離して、青」 そう声をかけて再び隣を見ると、青はいつになく真剣な表情で辺りを見渡していた。 青に似合わない、少しだけ怖い顔。 そんな青を見て、やけに胸がざわついた。