この夜、返品可能です。





でも、でも、……宵くんは、わたしとは別にえっちしようって気分にはなってないんだろうし。


いや、でも、ちゅーくらいなら許されるかな。
でもまたわたしばっかりになっちゃうかな。




「こないの、仁乃」

「うっ」

「じゃあ、しない?」




ドキュン、って心臓撃ち抜かれた。

首をこてん とかしげて「ん?」って聞いてくるの、そりゃずるいよ宵くん。


気にしていたことなんか色々吹っ飛んで、





「する!!!!!!!!」



って、ムードの欠けらも無い返しをした。