でも、でも、……宵くんは、わたしとは別にえっちしようって気分にはなってないんだろうし。 いや、でも、ちゅーくらいなら許されるかな。 でもまたわたしばっかりになっちゃうかな。 「こないの、仁乃」 「うっ」 「じゃあ、しない?」 ドキュン、って心臓撃ち抜かれた。 首をこてん とかしげて「ん?」って聞いてくるの、そりゃずるいよ宵くん。 気にしていたことなんか色々吹っ飛んで、 「する!!!!!!!!」 って、ムードの欠けらも無い返しをした。