電車を15分乗り、駅から学校まで10分ほど歩いた場所に学校はある。校門を抜けると他の生徒も登校してきて楽しそうにわいわいしている。
「柴崎さん! おはようございます! 今日は早いですね!」
「……あぁ」
歩く度に柴崎くんは返事をしている。この人は人気者なのかな?
「柴崎さん、貴斗さんたちきてますよ」
「……わかった」
貴斗さん……? 誰だろう?
「小春、まずは校長室連れて行くから」
「うん。ありがとう」
柴崎くんに案内されて校長室の前で別れると、ドアをノックする。
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