------ 「ねぇ、覚えてる?」 「うん」 「相変わらず適当ね」 「僕が適当な時なんてないよ」 「高校の図書室取り壊されて、違う場所に作り替えられるらしいよ。少し寂しいね」 「そう?図書室で繋がってると思っていたのは君だけでしょ」 「え、そうなの?」 初めて出会った場所 それは高校の図書室だった。 「君が勝手に僕の世界に迷い込んできたんだ」 ただそれだけだよ。 そう音無くんは笑っている。 音無くんは、今日もあたしの隣で歌う ---END---