暗闇の中で花瓶が割れたらどうなるか。
ブレーカーの復旧の仕方もわからなければ、そもそもガラスの破片がどこに飛んでいるかがわからないため綺春くんはその場から動くことができない。
おまけに家の中にはチョコちゃんがいるわけで、いつリビングにもどってくるかもわからない。
外は変わらず大雨で、空はうなり続けている。
幼き綺春くんはどうしたらよいか分からなくなり、ただ泣き続けていたという。
さらにいうと、綺春くんの周りでは肝試しや怪談の話が流行りだったみたいで、単純におばけや幽霊が得意ではなかった綺春くんはそのことも相まって恐怖が倍増したらしい。



