怒り始めた奈美に、こっちの怒りも増す。

「俺は一生くるちゃんだけだから」

「な、ななちゃん着替え終わったよ」

「ふふっ、じゃあ帰ろっか」

「あ、ま、待って!」

「ん?どうしたの?」

 さっきとはちがい満面の笑みを向けて接する。

「奈美ちゃんに言いたいことがあるの!いっかいななちゃん出てって!!」

「え?ヒドクナイ?」

 そう言いながらも、一度部屋から出る。

ガチャン。

 ……くるちゃん、可愛すぎた……。

 またあんなことになったらマジでヤバイけど、たまにはああいうのはいいかも。

 そう思いながらも、理性を落ち着けるのに必死だった。