「ふふっ、可愛いすごく高い声だったよ」

「ううっ……ありがとう」

「えっ!てか、帰ってきてたんだね、お帰り」

 ビックリしちゃった……。

「あ〜……可愛い……食べちゃいたい」

「はぁ……まったく」

 ソファに座ってる私に対して、ソファに寝転がって私のお腹辺りに抱きついてきたななちゃん。

「柔らかいお腹」

「もぉ。子供だなぁななちゃんは」

「くるちゃんの方が子供でしょ?」

「そんなことないもん!」

「……本当だね」

 珍しく、否定してこないなぁ。

 そう思いながら、優しくななちゃんの頭を撫でる。

 髪の毛はサラサラで、私と同じベージュ色の髪。

 電気の光が反射していて、余計に綺麗に見えてしまう。