「もぐっ……!」

 ごはんを食べ終わらせたあと、制服に着替えさせる。

「ちょっ……!?お前……!」

「いつも、着替えさせてるんで」

 とてつもなく清々しくそういう。

 そして、くるの髪の毛をほんの1部だけ三つ編みにして、準備完了。

「じゃあ、行ってきます」

「いってらっしゃい〜」

「いってらっしゃい」

ガチャンッ

「ふぁ〜眠む。くるちゃん〜そろそろ起きて」

 ちょっと揺すってくるを起こすけど、まだ起きる雰囲気はないので、そのまま学校に向かうことにした。

 でも、まだしらない。これから、学校で俺にとって地獄が始まるなんて———