「なぁちゃん」

「おはよ。じゃあ顔洗いに行くよ。ょぃっしょっと」

 くるを抱き上げて、洗面所に向かう。

 洗面所に着き、置いてあるソファにくるを座らせて、ふかふかな高級タオルを水で濡らし絞り、くるの顔を拭いていく。

「んむっ……」

「あ、ごめんごめん」

「ふぁ〜」

 本当に朝に弱いなぁ。でも、休日だけはめちゃくちゃ早くに起きる。本当に、子供みたいだなぁ。

「よし」

 顔洗いが終わり、歯磨きをしてあげて、ご飯を食べさせる。

 もちろん、お義父さんたちはいるけれど、口出しはされなかった。