「ななちゃんのとだと……言いたいこと全部言っちゃってぇ……ななちゃん傷つけちゃうの……でも、りーくんも大事で……ななちゃんは、弱虫だもんね」

 俺の首に手を回して、ギュッと抱きしめて、なんてズルいんだろう。

「ごめんねぇ……」

「……いいよ……こんな、大胆なことされて許せない訳ないもんね」

「へっ!?」

 すると、クッションを顔に投げつけられて、

「バカー!!」

 そう言われて、ツンデレだななんて思いながら、俺も謝罪をした。