次の日。


 ……俺はずっとずーっとくるちゃんへのラブレターやその他諸々を処分し続けてるというのに、全くとして減りがない。


 そのことにストレスを感じながらも、くるちゃんという癒しでどうにか情緒を保ってきた。


「くーるちゃん」

「ど、どうしたの?ななちゃん」

「……くるちゃんが結婚したいのは、誰かなぁ?」


 ふふっ、もちろん俺だよね。


「ななちゃん……れしゅ……」


 くるちゃんは顔を真っ赤にして、そう言ってくれた。


 その愛らしさはこの世で1番尊いものだと思う……。


 あー……可愛い。


「ふふっ、俺もくるちゃんと結婚したい」

「えへへ……」

「……それで、もうすぐ俺たち高校三年生じゃん?」

「う、うん」


 ソファに座っているにも関わらず上目遣いかよ……可愛い……。


「だから……アイドルをやめて、八神のことについて学んでいきたいと思う」

「!そ、そっか!いいと思う!!頑張って!私も力になれることがあればなんでも言ってね!」


 ぎゅっと抱きついてきたくるちゃん。


「あー……ありがとう、ね」

 可愛さと優しさに胸がいっぱいだ……。

「えへへ……ななちゃんと結婚できると思うと、嬉しくて胸がいっぱいになっちゃうな。」