……気絶した。

 よし、じゃあ俺の家へ監禁っと。

 周りに気づかれないように、こっそりと校庭の駐車場に出て、車に乗せた。

「……」

 寝転がせた時に見えた腹に、七瀬のキスマークがくっきりとついていた。

 そこに、自分の人差し指を当てる。

「……んっ……!?」

 起きた……。

 ハッとした表情を見せる胡桃さん。

 そして暴れ出した可愛い胡桃さんなんて無視して、車を走らせた。

「んんっ……!ぷはっ……!」

 口につけていたタオルを取ったのかな?

「鳳凰さん、な、なんのつもりですか!?」

「ふふっ、サプライズですよ」

「は、はぁ?こ、ここれのどこがサプライズなんですかっ……!?早く学校に返してください……!!」

 俺がその言葉を無視してから、数十分後だった。俺の住んでいる家についた。