「ありがとう、でも、私にはななちゃんだけだから。親友として、よろしくね、これからも。でも、ななちゃんと別れたその時はその時で、よろしく。多分、絶対別れないけど……」

「っ、ありがとう、わかったよ」

 りーくんは、なにかが吹っ切れたような、ちょっと切なく楽になった顔をしていた。

「じゃあ、花火、見に行こうか?、りーくん」

「うん」

 にこにこして、また車に乗り込んだ。

 ちなみにプリクラは、りーくんが2枚持っていることに。

 そして、ななちゃんに秘密でその日は2人で花火大会を楽しんだのでした。