悩んでいる間にも彼はそう言ってお風呂場へと行こうとした。慌てて止め、私は首を横に振る。 「い、行かなくていいよ。とりあえず、お風呂はやめよう?」 さっき彼は「のぼせたっぽい」と言っていた。そんな調子でお風呂にまた入ってしまったら倒れてしまう。 「じゃあ寝てくれるの? 一緒に、俺と」 「え……それは」 日野くんの真剣な眼差しに私は視線を反らした。でもこのままだと彼はお風呂に入ろうとするし……というかそもそも私は床で寝たい……。