祖国から追い出されたはずが、過保護な皇帝陛下と海の国で幸せな第二の人生を送っています─嫌われ薬師の恋と調薬─

ファンタジー

稲井田そう/著
祖国から追い出されたはずが、過保護な皇帝陛下と海の国で幸せな第二の人生を送っています─嫌われ薬師の恋と調薬─
作品番号
1691311
最終更新
2023/03/05
総文字数
14,766
ページ数
12ページ
ステータス
完結
PV数
18,716
いいね数
57

家族も友達も、誰もいない。


みんなに嫌われながらも、
人の命を救うため、素性を隠し、
薬師として生きる王女リナリア。

日々薬の研究に努め、

自分の作った薬で助かる人がいることだけを

ささやかな幸せとしていたリナリアは、

第二王女の妹により、

薬を作った功績も、
レシピも、

何もかもを奪われ、
挙句の果てに国を追放されてしまう。

追放された身では薬すら満足に作れない。

生きる意味すら失うリナリアだが─


「行くところがないのなら、僕の城においでよ」


死にいざなわれていたリナリアに手を差し伸べたのは、
海国メアラグーナの皇帝、イベリスだった。

「君の力が必要なんだ」
「大丈夫、僕に任せて」

イベリスとともに彼の国へ向かったリナリアは、
やがてイベリスに惹かれていく。しかし、彼には秘密があった。

「憧れないでほしい」
「仕事だけ、してくれたらいいから」


暗い過去を抱え、恋を嫌う皇帝の心を前に、リナリアは─、
あらすじ
「この恋が死因になる」恋を嫌う皇帝とそんな皇帝により「恋」を知り、運命の歯車が動き出す薬師の延々路ラブコメディ

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