「ううん。何も起きてないけど、ケータリングの食事すらしんどい」 「ケータリング……」 それって確か……お仕事で出てる食事だっけ? お店の人が来てくれるとか聞いたような……。仕事のときに食べる食事が辛いのは、それだけ日野くんが業者に盗撮されたりしたショックが拭えていないということだ。 どんどん不安を感じていく私とは裏腹に、彼は目を輝かせて笑った。 「五十嵐さん、すごいね。俺のこと簡単に殺せる……完全犯罪だよっ」 「え」