「ね、五十嵐さん何飲みたい? 紅茶もコーヒーもジュースも、色々揃えてみたんだけど……。あ、冷蔵庫の中見る? こっち来て」 いわれた通り日野くんに近づいていくと、両開きに開かれた扉から溢れんばかりの食材が顔を出した。調味料も野菜も果物も魚も肉類もすべて揃っている。 彼が好きな煮物は勿論のこと、和食御膳みたいなのも作れそうだし、パエリアも、ブイヤベースも出来るし、八宝菜、酢豚……、材料が多くて迷ってしまう。