【完結】最高糖度のキミが好き



「良ければこれ貰ってくれない? 今日のお礼」



 差し出された包みを見つめていると、彼は私の手を引いてそれをのせた。今日のお礼と言われても、私はただ食器選びを手伝っただけだ。物を貰うようなことなんてしていない。



「受け取れないよ」



「何で?」



「だって、私、食器選びしかしてないし……」



「食器選びしか、じゃないよ。五十嵐さんに似合うと思って買ったものだから、開けてみて? 俺このままこれ持ち帰っても、使えないし」



 私の為に、ということは私が受け取らないと無駄になってしまうのだろうか。