棗ちゃんはステキな恋がしたい



「なに?」

『なんでもねえよ』



一斗の声、眠そう。

体育大会で頑張ってくれたからだ。



「そろそろ寝よっか」

『ああ』

「おやすみ、一斗」

『おやすみ』



切るの、やだなあ。

このまま繋いでいるわけには、いかないけど。