「はい苺、イチゴミルクだぞ〜」

「わぁ!ありがとう!」

 玲奈ちゃんが買ってくれたイチゴミルクをギュッと両手で持って、玲奈ちゃんに満面の笑みを見せる。

「っ、あー……その笑顔があるから買いたくなっちゃうんだよぉな〜」

「?」

 いつも玲奈ちゃんはそんなことをいいながら私にイチゴミルクを買ってくれる。

 今度、ちゃんとお礼しないとっ。

 そんなことを考えながら、呑気に学校に、教室に向かった。



 お昼休み、いつものようにお弁当を食べに屋上に向かう。