あれから1ヶ月。

私は無事に退院して帰ってきた。


「はぁ!疲れた〜」

「お帰り」


今回もまた、夏夢さんは仕事を休んで迎えに来てくれた。

この家に一緒に帰ってくるのも久しぶり。

また帰ってこれた!


「ただいま〜!」

この家に帰ってこれたのが嬉しく、私は勢いよく夏夢さんに抱きつく。


「おわっ…あっぶねぇ」

なんて言いながらも、優しく微笑んで抱き締め返してくれる。


そんな夏夢さんが好き!


「今日からまた、よろしくお願いします!」

「もう離さねぇから」

「嫌がられても離れませんからね!覚悟しといてください!」


もう、どんなことがあっても夏夢さんから離れない。


「当たり前だ」


当たり前だと言われるのも嬉しい。

夏夢さんの隣にいることが当たり前と言われてるのが、すごくすご〜く嬉しい!


「へへへ」

「気持ち悪い」


はぁあ?

気持ち悪いですって?


「ひどい…」


彼女に向かって気持ち悪いはないじゃないですかぁ!