新しい生活にも少しずつ慣れてきたので、
仕事の方も少し増やしていくことになった。


まずは、彼らのスケジュール管理を担うことになった。


「じゃあ、スケジュール表。」


マネージャーの佐倉さんから、渡された紙には予定がびっしり。


「3時!?朝ですか?」


そういえば、私が起きるといないことも多かったっけ。


さすがに人気アーティスト。


こんなに仕事がつまってるんだ…


休みも少ないのに
誕生日パーティー開いてくれたり、

みんな優しいなぁ…



「基本的にはこういう送り迎えに付き添って、スケジュールの管理、メンバーの体調管理とか…生活のサポートをしてあげて欲しい。」

「分かりました。頑張ります。」

「ご飯とかも作ってあげてよ。」


料理は苦手ですと即答すると
また、大きな声でハハハと佐倉さんは笑った。