徐々に兄弟さん達との距離が縮んで行くに連れて、私の感情も救われていった。

 だけれど、ある日突然、兄弟さん達は引っ越してしまうことに。

 そして、最後に、周くんとの約束をして、兄弟達とはお別れ。

 きっといつか会えることを信じて、それからを過ごした。

 小学生活や、中学校は、秋斗やみんなと楽しく過ごした。

 そしてある日、

「なぁ、莉乃の夢の暴走族の総長と付き合うってヤツ、とりあえず、俺達暴走族にならねぇ?」

「ゆ、悠ちゃんいいんだよそういうの」

「俺もさんせ〜」

「あ、秋斗まで……」

 その調子で、

「じゃあ、莉乃の綺麗な雪みたいな肌の色と、太陽というよりは月で、花みたいに綺麗で可愛いから雪月花ってどう?」

「奏ナイスアイデア〜」

「決定!」