「ドキドキしてるっ……夜毎……」

「いつものことでしょ?」

「そ、そうだねっ……!」

「ふっ、そこ認めるんだ」

「あっ……」

「ふふっ、本当可愛い」

 し、執事さんもいるし、恥ずかしいから、や、やめてっ……!!

 心の中でそんなことを思っても、伝わるはずもないと思っていたけれど、夜毎は私のことを見て、ふっとは不敵な笑みを見せる。

 わ、私のこと、察されたっ……!?

 さ、さすが、幼なじみっ……。

 そんなことを思いながらも、また眠気が襲ってきたので、夜毎に寄りかかりながら眠ることにした。