「え？それ、本当……？奈結も、離れて欲しくないの？」

「う、うんっ……」

「ふふっ、朝から可愛いこと言ってくれるね。」

「ええっ……！？で、でもね、あの……女の子達に騒がれてる時、ムズムズして……嫌な気持ちになっちゃったんだ……ごめんね……」

「それって、嫉妬……だよね？」

　夜毎は軽々と私の身体の向きを変えて、夜毎と視線が合う。

「嫉妬……それって、俺のことが大好きってことだよね……？」

「ええっ……！？」

　そ、そういうことなのかな……？

「やったっ……俺のこと、好きだよね……？嫉妬したってことは、好きだから、だよね……？」

「た、多分っ……」

　それに、こんな嬉しそうな顔されたら……。

　……あと、私……もしかしたら、幼なじみだからって理由で、自分の気持ちにフタをして……？

「……ふふっ、嬉しいなぁ」

「……う、うんっ……！夜毎が嬉しいなら、私も嬉しい……」

「ふふっ、よかった。じゃあ、おはようのちゅーしようか」