「わぁ……!可愛い猫ちゃんとわんちゃんだなぁ……」

「ふふっ、そう言ってる奈結が一番可愛いよ」

「っ……あ、あいがとう……?」

「ふふっ   うゎっ!?」

 クスクス笑っていた夜毎に、ミルクと名付けた可愛い猫ちゃんが近寄って、夜毎の綺麗な手を引っ掻いた。

「痛てぇ……」

「だ、大丈夫……!?」

「うん」

 そう言って、軽く微笑んだ夜毎。

「な、ならよかったけど……もう、だめだよミルク」

「ニャー」

 ふふっ、私に懐いてくれてるのかな?