「ふふっ、そうなの。自分でも信じられないわ」

「え〜!誰々〜!」

「先輩、2つ上のっ……」

「へ〜!ふふっ、彩葉ちゃんいつもは美人さんっていう雰囲気だったのに、すごく可愛かったっ!」

「っ、あ、あんまり照れること言わないでっ!」

「ふふっ、お顔真っ赤」

 それぐらい好きってことなんだろうなぁ。きっと。

「で、いつ告白するの〜?」

「こここここ!?告白!?」

「う、うん?」

「で、できる訳ないでしょ!」

「え〜……私は……あれ……でも、私も告白して付き合った訳じゃあない……?好きとは言ってくれたけど……」

「え?じゃあどうやって付き合ったのよ」

「お母さんと夜毎で婚約すること決めてたんだよぉ……」

「こ、婚約!?」

「うんっ……」

 それで、付き合うことにっ……。

 にしても、さすがにあのツンツン夜毎があそこまでデレデレになるとは思ってなかったなぁ……。

「……うゎ、彩葉」

「うゎってなによって!夜毎じゃないの」

 そのまま夜毎は私を後ろから抱きしめる。

「うむっ……もぉ」

「彩葉なにしにきたんだ」

「ちょっと奈結に相談しにきたのよ悪い?」