「こ、ここは……?」

 な、なんか見覚えがあるようなないような……。

「ほら行くわよ〜」

 お母さんに引かれるがまま、ものすごく大きくて綺麗な豪邸に向かわさせられる。

「あら〜!可愛いわね〜!奈結ちゃん!」

「え、ええっと、夜毎のお母さんですよねっ……?」

 な、なんか、嫌な予感しかしない……。

「ふふっ、上がって上がって〜」

「ありがとう〜」

 あれ?夜毎のお母さんとお母さん、こんなに仲がよかったんだ。