「だって、奈結がそう言ったからでしょ?」

 そう言って、とても嬉しそうに微笑んでいる夜毎。

「ふふっ、そうだね。よ、よかったよ、夜毎ったら急に冷たくなっちゃって。」

「……うん。まぁ、大丈夫。奈結ちゃんが大好きって自分で言ってくれてたからねぇ〜」

「ふふっ、そっか。よごくんは私のことが大好きなんだね〜」

 小バカにして、そう言うと、「うん、そうだけど」と本気の顔色と声色でそう口にした夜毎。

「ううっ……眩しいっ……お風呂入ってくるっ……!」

「うん、いってらっしゃい」

 額にキスした夜毎に、対して、ドキドキしたことなど、言うまでもない——