「……わ、私……なに言ってんだろっ……ご、ごめんねっ……?」

「……ん……」

『ギュッてしてくれるの、楽しみにしてた』か……。

 もしかしたら、奈結はマジで俺のこと、好きになってくれてるのか……?

 ……わからない……。

「ふふっ、シロップ〜」

 ……。

 はぁ……あのガキの言葉のせいで、全て狂ったみたいだ……。

「なぁ……奈結は、俺が好きか……?」

「す、すすっ!?え、えっと、う、う——」

「やっぱりいい。先風呂入ってくるね」


 そう言って、浴室に向かって、風呂に入り始めた。