も、もしかして……妬いてくれた……?

「周くん!大好きだよ」

そう言って、周くんにギュッと抱きついた。

「っ!大胆だね、朔もいるのに」

「あっ……ご、ごめんね、つ、つい……周くんが寂しそうな顔してるから……」

「ふふっ、そっか。ありがとう」

「莉乃ちゃん、雑誌の表紙にね、ボク達乗るんだけど、」

「あっ!知ってます!」

「あ、あと、一応俺周と同い年だから」

「あっ……じゃあタメ口でいいかな?」

「うん!」

「チッ……」

「あ!莉乃」

「樹くんっ!」

周くんと朔くんとおしゃべりをしていたら、樹くんが来た。

たまたま周くんと、客室が居心地いいので、宿題をやっていた。

「コイツ……琳堂?」