「なぁ、紗夜。話がある。幹部室まで来い」

「…分かった」

ここ最近、葉月って子が入ってからというもの、みんなは私に冷たくなった。

零斗は彼女の私よりも葉月を優先する。


遊びに誘っても葉月と約束したからと断られ、

メールを送っても返信はない。

他の幹部たちだって、葉月の言うことを聞いてばかり。